2016年12月1日木曜日

折角だから、ADHDの話をしよう。2、私がADHDを知ってから今まで②

2、私がADHDを知ってから今まで


⑴ADHDについて調べ始めたきっかけ 

⑵専門機関について

⑶専門機関からみた私 (ココ)

⑷ADHDを知ってからの私



⑶専門機関からみた私



【新しい環境への不適応ー知能検査から見て】

国立の大学に入るだけの学力はあることからも分かる通り、知能レベルは高め。

IQは122で、平均よりもやや高い水準。(平均は100) 言語性IQが特に高いのに対し、動作性IQは平均上ぐらいで、その差は15あります。
知能検査は「言語理解」「知覚統合」「作動記憶」「処理速度」の4つの領域に分けられています。

そのなかでも、私は「言語理解」が高いのに対して、「処理速度」が低い。数値で言えば差は約40あります。
言語に関する記憶力があるのに対して、動作への記憶力のレベルが低かったり、反応速度が遅かったりなど、突出して高い能力と低い能力がある。
勉強したことなどの覚えは人並み以上あるが、見たこと聞いたことなどの経験をもとに自然に覚えていくことを苦手としているので、新しい環境への適応能力が低い。

実際、その通りだと思います。私は一時期販売のアルバイトをしていたのですが、自然に作業が覚えられない。
一応メモをして、それを見ればなんとかできるレベルで、所謂「俺が今やってみせるから、お前も同じようにやってみろ」「前に練習したことと同じようにやってみろ」といった感じに言われても、できなかった。真似することはあまり得意ではなかったです。
「なんでできないんだ」「なんで覚えてないんだ」と言われることもありました。
対して、ほかのアルバイトの子たちは、このあたりを苦労なくこなしているように見えたので、「あ、私が努力不足だとかいうレベルじゃないんだ。こういうことへの覚えが何故だかすごく悪いんだ」と思うようになりました。

新しいことへの適応が難しいのは、まさにADHDって感じなのかな。
関係あるかどうかは不明ですが、私は体育の時に必ず体操着のポケットに鉛筆とメモ帳を突っ込んで、例えば「ボールを投げる時はこうするように」と先生が言っていたのを、見たこと聞いたことすべてメモを取っていました。
それは半分はテスト対策のためだったのですが、もう半分は、見て聞いただけじゃさっぱり真似できないので、あとで見返せるようにして、授業の前にチェックすることで、ポイントを覚えて、本番ちゃんとできるようにするためでした。
結局、あんまりちゃんとできませんでしたが。
運動センスがないというだけかもしれないので、思い違いかもしれませんが、この頃から言語記憶に対して動作記憶が非常に弱いという兆候はあったのかもしれません。


【生きづらい人】

知能検査の結果を伝えられる際に言われたのは、「タイヤの大きさに違いがある自動車」の話。
これを車のタイヤに例えると、一つは大きくて、一つは小さい。
これでは前に進むことが困難です。すべてのタイヤが同じくらいの大きさだったら、 進みづらいなんてことはないのに。
これを人生に当てはめるとどうでしょう。前に進むことのできない車のように、私も前に進むことができない。各能力に有意差があり、これが「生きづらさ」になっている。
そういった説明を受けました。なるほどなと思いました。わかりやすい。


【よく頑張っている】

よく頑張っている、みたいなことを言われます。

これは、改善しようとする意思がある程度見受けられ、また実践しようとも一応しているから、そう言われるんだろうなと思います。
いつも考えてばかりで、行動に起こしていないと私自身は思っているのですが、それでもある程度のものを残してきた(後述)ので、それが評価されているのかな。


【タスクが多い】

タスクが多すぎる。これは学内H、C、大学病院のいずれからも言われたと思います。

スケジュール表はそこそこ文字が入ってます。
すぐ引きこもってしまい、1週間全く外に出ないぐらい、よく言えばインドア、悪く言えば面倒くさがりやな出不精な私ですが、誘われたらアウトドアだってやりますし、必要に応じてやっていることはソコソコあります。
しかし、バイトやサークルがたくさんある人に比べたら、大したことないのだと思います。きっと、寧ろ私は少ない方。

それでも「ADHD当事者にしては予定が多い」から、そういう風に言われるんだと思います。
普通の人なら頭の中で整理して出来ることが、ADHD当事者は簡単にできず、頭の中がいっぱいいっぱいになりパンクして「疲れちゃう」。
この、ADHD当事者がすぐに「疲れちゃう」というのは、学内Hで言われたことです。
私は、集中力が散漫になることで、適応が困難になり、結果的に思考が止まってしまうことだと理解しています。
実際確からしいと思います。すぐ疲れます。
体力がないからそう感じるだけで、ADHDが疲れの要因かはわかりませんが。

これでもタスクは減らしています。
そもそも私は家事(炊事洗濯他)を結構重要度の高いタスクとしていて、他の約束事などと同列に扱っているレベルだったので、そもそも誰かに迷惑をかけないようなタスクは大したタスクじゃないと優先度を下げ、タスクとして出来るだけ見ないように心がけています。心がけているレベルですが。
またサークルやアルバイトの用事もほとんどなくしました。

それでも「やらなきゃいけない」と思うことが多いのは何故だろう。
優先順位がつけられないから?
用事を減らした分、別のことを意識し始めたから?
理想やプライドが高いから?
確かに用事は減ったかもしれないが、キャパが小さすぎるせいで、まだ減らしたりていないから?
比較病で、みんながやっていることを自分もやらなきゃいけないと思ってしまうから?

まだまだ考えなきゃいけないことは多そう。


【自己評価が低い】

「自己評価が低い」のもよく言われることの一つです。
ADHDは自己評価が低くなりがちみたいです。
そりゃ皆ができることを自分は何故かできないってことになるので、仕方ないと思います。
何か特別にできることがあれば、ここまで自己評価は低くないと思います。
また、すごく夢中になれる好きなものがあれば、自分のマイナス面を忘れられるかもしれないですが、残念ながら割と淡白な人間なので、そういうのはあまりない。

自分のことをネガティブに考えるあまり、行動に支障を来てしまう。
こういうことが私は多く、「闇期」と私が呼ぶのは、大抵この思考の悪循環にはまっている時です。
このことにどうやっての対処すればよいかについては、今大学病院で出ている課題の内容でもあります。
これを歪んだ「自動思考」というようで、これに立ち向かうため頑張りたいなと思う次第です。
ちなみに、私は「何も考えないようにすること」が一番の解決方法だと個人的に思っています。そうもいかないことが多いんですけれど。

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